ラップトップの使用で成績低下?紙と鉛筆派の完全勝利へ

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Pexels photo 306534

コンピューターデバイスが安価になるつれ、大学の講義やミーティングの記録のためにもラップトップPCやタブレットが使われるようになってきています。

フルキーボードを搭載したノートPCの場合、手書きより圧倒的に入力が早いという利点がありますが、講義の内容を本当に自分のためにするには使用を控えたほうが良いのかもしれません。

アメリカの大学の研究によりラップトップPCを使用したグループは、使用しなかったグループより、成績が低くなる傾向があることがと証明されつつあるとThe New York Timesが報じています(The Verge)。

まずプリンストン大学とカリフォルニア大学の研究者は、ペンと紙を使用して講義のノートを取るグループと、ラップトップを使用するグループに分けて観察を行いました。結果はラップトップを使用したグループのほうが、手書きのグループよりも理解度が低かったそうで、手書きでノートを書く場合、いったん内容を要約し、理解してから書き写す必要があるのに対し、ラップトップでは内容を理解せずとも逐次入力が可能なため、このような差が生じたのではないかとされています。

続いてヨーク大学とマックマスター大学は、ラップトップを使用している学生に対して、講義の内容と直接関係ない作業を行うように要請し、これが講義内容の理解に悪影響を与えることが判明しています。興味深いことに一人が関係のない作業を行うことで、周辺の学生にまで悪影響が及ぶようです。

最後に陸軍士官学校の調査では、ラップトップやタブレットが許可されているかどうかに基づいて学生を比較したところ、これらデバイスを利用できない学生のほうが著しく成績が良かったという結果があらわれている模様。

現代社会でコンピューターを無視することはできませんが、手書きによって記憶力や創造性が向上するという説も有ります。デジタルネイティブ世代の方も、講義中ぐらいは紙とペンでノートを取ってみてもよいかもしれません。

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