uru - Windows用のRuby環境セレクター

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UNIX系のOSではRVMやrbenvなど、複数のRuby実行環境を手軽に切り替えることができるツールの使用が流行っています。残念ながら、Windowsではこれらのツールは使えないのですが、かわりに「uru」というツールを使うことができます。

同様のソフトに「pik」がありますが、最近メンテナンスされていないようなので、今選ぶならば「uru」の方が良いでしょう。今回はuruの使用方法を説明したいと思います。

目次

uruのインストール

ダウンロードページから最新版のバイナリをダウンロードします。現時点での最新版はuru-0.7.7-windows-x86.7zなので、これをダウンロードして展開します。

2015 04 15 133802

uru_rt.exeをパスが通ったフォルダにコピーし以下のコマンドを実行します。

uru_rt admin install

同じフォルダにuru.batと、uru.ps1が作られていることを確認してください。普段はここで作られたuru.batを使ってコマンドを実行します。

Rubyの登録

インストール済みのRubyをuruに登録します。

2015 04 15 134343

ここでは「RubyInstaller」からダウンロードできるRuby実行環境を登録してみます。

uru admin add C:\dev\ruby-2.0.0-p451-i386-mingw32\bin
uru admin add C:\dev\ruby-2.2.1-i386-mingw32\bin

登録後に表示される"200p451"や、"221p85"が、そのRubyを識別する名前となります。またPATHが通っているRubyを認識させたい場合以下のコマンドが使えます。

uru admin add system

登録済みRubyの確認

2015 04 15 134445

インストール済みのRubyを確認したい場合はlsコマンドを使います。

uru ls

Rubyの選択

2015 04 15 134528

登録時に表示された名前を使って切り替えます。

uru 200p451

ruby -vで、2.0.0p451と表示されました。

2015 04 15 134602

uru 221p85

ruby -vで、2.2.1p85と表示されました。

バッチファイルからの使用

Rubyスクリプトを呼び出すバッチファイルでuruを使いたい場合、以下のように「call uru 登録名」と指定します。

@echo off
call uru 221p85
ruby test.rb %*

uruは実体がバッチファイルなので「call」が必要となります。

まとめ

uruの使い方を説明しました。uruはGoで作られていて、Windows以外に、MacやLinuxでも動かすことができます。uru公式サイトにはさらに深い使用方法も説明されています。こちらも参照することをおすすめします。

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