Debian GNU/Hurd 2021がリリース - 試験的なRumpベースのユーザーランドディスクドライバーやGoポート

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Debian GNU/Hurd開発チームは8月14日(現地時間)、Debian GNU/Hurdの最新版となる「Debian GNU/Hurd 2021」をリリースしました(アナウンスPhoronix)。

Debian GNU/Hurdは、Debianの非公式ポートでカーネルとしてGNU Hurdマイクロカーネルを採用しています。安定版のDebian 11 "bullseye"リリース(2021年8月)時点の、Debian "sid"のスナップショットと、ほとんど同じソースに基づいているとのこと。

現在はi386 アーキテクチャのみに対応しており、Debian アーカイブの約70%が提供されていて、今後さらに追加される予定です。

以下のような新機能がリストアップされています。

  • Goのポートが完成。
  • ファイルレコードのロックに対応。
  • 実験的なAPIC、SMP、64bitサポートの一部が追加。
  • ユーザーランドのIRQデリバリーが再構築された。
  • *実験的なrumpベースのユーザランド・ディスク・ドライバが導入された。これはGNU MachカーネルからLinuxの接着剤を取り除くことができる次期が非常に近づいているということを意味している。
  • 多数の不具合の修正やセキュリティフィックス。

Debian GNU/Hurd 2021のリリースの詳細や、イメージのダウンロードはdebian-hurdから可能です。

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