Linuxでは2018年もPowerBook 100シリーズの改良が続く

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Appleが1991年に発売に発売したノート型Mac「The PowerBook 100」。16MHzのモトローラ68000プロセッサ、最大8MBのメモリを搭載し、ソニーが製造を請け負った名機としても知られています。

この機種向けの改良が、2018年現在開発中の最新カーネルLinux 4.17に含まれていることがわかりました(Phoronix)。

Linux 4.17では8個の古いCPUのサポートが廃止される計画ですが、モトローラ68000プロセッサは依然としてサポートが続き、Linuxカーネルに含まれる"m68k"コードの保守も継続しています。それだけではなく4月2日づけで、メーリングリストにm68kアーキテクチャを改良するためのコード「m68k updates for 4.17」が投稿された模様です。

m68k updates for 4.17

- Macintosh enhancements and fixes,
- Remove useless memory layout printing using hashed pointers,
- Add missing Amiga Zorro bus DMA mask,
- Small fixes and cleanups,
- Defconfig updates.

この更新は、PowerBook 100のリアルタイムクロック(RTC)のサポートや、PowerBook 190シリーズのPDMAのサポート、その他Macintosh m68kコードの修正やクリーンアップが含まれ、PowerBook 190のPDMAサポートにより、シーケンシャルI/Oの読み取り性能は5倍向上したとのこと。

熱心なユーザーが存在すれば、古いデバイスでも公式サポート期間を超えて長く使い続けられるというLinuxの利点の一つが証明されたといえるかもしれません。

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