Linux 5.13でApple M1サポートのための取り組みが開始

Apple new mac mini silver 11102020

Appleが開発する「M1」プロセッサは処理能力が高いことが知られていますが、独自プロセッサであるため、macOS以外のOSが対応するのはこれまでよりも困難だとみこまれています。

とはいえAppleシリコンを搭載したMacでLinuxを動かそうとする取り組みとして「Asahi Linux」プロジェクトが立ち上がるなどの動きがあるなか、最新のLinux 5.13カーネルで、Apple M1をサポートするための初期作業が始まっていることがわかりました(Phoronix)。

Asahi Linuxを主導するHector Martin氏は、6月に公開予定の安定版カーネルLinux 5.13のマージウィンドウに向け、Apple M1の初期サポートを可能にするプルリクエストを送信しています。2020年モデルのMac Mini、MacBook Pro、MacBook AirでLinuxカーネルを起動するために必要なドライバを提供するカーネルパッチは2020年になってから、数回にわたって提供されており、まだ対応の初期段階とはいえ、Linux 5.13に採用される可能性があるほど安定した状態の模様です。

初期のApple M1 Linuxポートは、UART、割り込み、SMP、DeviceTreeビットなどの基本的な機能を提供し、SimpleFBベースのフレームバッファも搭載しているものの、3D/ビデオアクセラレーションを動作させることは困難な状態です。

グラフィック以外にもさまざまな課題があり、Apple M1を搭載するMacにLinuxを搭載し、日常的に使用するにはまだ長い時間が必要だと思われます。