Rust 1.32.0がリリース - 新しいデバッグマクロや、QOL向上のための修正

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Rust開発チームは1月17日(現地時間)、プログラミング言語Rustの最新版「Rust 1.32.0」をリリースしたことを発表しました(公式ブログPhoronix)。Linux / Mac / Windowsに対応したインストーラーパッケージを公式サイトよりダウンロードすることができます。

Rust 1.32.0では、"Quality of Life"を改良するいくつかの変更が行われており、これにはデフォルトアロケーターの変更や新しいデバッグマクロの追加が含まれています。

新しく追加されたdbg!()マクロはprintlnを使用せずにデバッグ時に値を表示するためのもので、ファイル名や行番号、変数の名前、値を標準エラー出力に出力することができます。

またデフォルトのアロケーターとしてjemallocではなくシステムアロケーターが使用されるように変更されています。

Rustは過去にErlang風の巨大なランタイムを持ち、当時はjemallocを使用することで優れたパフォーマンスを実現できたそうですが、ランタイムは徐々に削除されjemallocの優位性が薄れていきました。開発チームはRust 1.28でグローバルアロケーターが選択可能になって以来、デフォルトのアロケーターを変更するための計画をすすめてきて、今回ようやくその作業が完了したとのことです。ただし設定によってjemallocを引き続き使用することもできます。

Rust 1.32では、その他のモジュールやマクロの改善、ライブラリの小規模な安定化作業などが行われています。

S icon タイトル Rust
公式サイト https://www.rust-lang.org/
ソフトアンテナ https://softantenna.com/softwares/6927-rust
説明 Mozillaによって開発されているシステムプログラミング言語。
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