Oracle、「VirtualBox 5.0 Beta 1」をリリース - 準仮想化をサポート

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Oracle VM VirtualBox

Oracleは4月1日(現地時間)、仮想化ソフトウェア「VirtualBox」の次期メジャーバージョンアップ版の最初のベータ「VirtualBox 5.0 Beta 1」をリリースしました(アナウンスPhoronix)。現在公式サイトより、Linux / Windows / OS X用のバイナリパッケージをダウンロードすることができます。

VirtualBox 5.0 Beta 1はベータ版なので本番環境で使用することは推奨されておらず、早期評価およびテスト用として使用することが推奨されています。

VirtualBox 5.0 Beta 1ではメジャーバージョンアップ版なだけに、さまざまな新機能が追加されていて、従来のバージョンと互換性をもたない新機能だけでも以下のようなものが挙げられています。

  • 時間管理の正確性とパフォーマンスの向上をもたらす、Windows/Linuxゲストにおける準仮想化のサポート。
  • ハードウェア支援による仮想化、およびネステッドページングを実行している際、ゲストでより多くの命令セットの拡張機能が利用可能に。SSE 4.1、SSE4.2、AES-NI、 POPCNT、 RDRAND、RDSEEDが含まれる。
  • xHCIコントローラーがUSB 3デバイスをサポート。
  • Windows / Linux / Solarisゲストで双方向のドラッグ・アンド・ドロップをサポート。
  • ディスクイメージの暗号化をサポート。
  • GUI: デタッチモード。GUIを停止してもVMを実行し続け、サイドVMプロセスにリアタッチすることができる(参考)。
  • GUI: ステータスバー、メニューバー、ゲストコンテンツスケーリングをカスタマイズできる設定ページの新しいインターフェイス。
  • GUI: ディスクイメージの暗号化オプションをカスタマイズできる新しい暗号設定タブ。
  • GUI: アプリケーションアイコンと、Mac OS Xに対するスケーリングされないHiDPI出力機能を含むHiDPIサポート。
  • GUI: SATAディスクにおけるホットプラグサポート。
  • ホストのオーディオバックエンドに優れた抽象化を提供するモジュラーオーディオアーキテクチャ。
  • WindowsにおけるNDIS6ネットワークフレームワークのサポート。

他、既存機能の不具合の修正なども行われています。

新機能の中で注目されているのは、準仮想化(Paravirtualization)でゲストOSとしてインストールしたWindowsやLinuxのパフォーマンスがこれまでよりも向上することが期待されています。新しもの好きの方はチャレンジしてみると面白いかもしれません。

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