Apple、Xcode Cloudを発表 - リモートアプリビルドや共同作業が効率的に

Xcode cloud

Appleは開発者会議WWDC21で、新しい開発者向けサービス「Xcode Cloud」を発表しました(AppleInsider)。Xcode CloudはXcodeに組み込まれた継続的統合・配信サービスで、アプリの構築、自動テストの並行実行、テスターへのアプリの配信、ユーザからのフィードバックの閲覧・管理などを支援するクラウドベースのツールをまとめて提供します。

Xcode Cloudは限定的なベータ版として開発者への提供が始まっています。夏から秋にかけて無料ベータ版の提供範囲が拡大し、2021年後半に正式に販売が始まる予定です。WWDCの基調講演では価格や入手方法は明らかにされていませんが、秋により詳細な情報が公開される予定です。

Appleは、Xcode Cloudを利用することで、開発チームが問題をより早く発見し、修正できるようになると説明しています。開発者が自分のコードに変更を加えると、それがクラウドに保存されてコンパイルされるため、チームの誰もがその変更を確認することができるのです。

Xcode Cloudは、自動化されたテストを並行して実行するため、テストを短時間で完了させることができ、コンパイルされたアプリはチーム内のテスターだけでなく、TestFlightを使って外部のベータテスターにも自動的に配布することができます。

セキュリティも重視されていて、アプリのソースコードは一時的なビルド環境で使用されます。Xcode Cloudは、ビルドの成果物のみを保存し、コードのセキュリティを確保します。

詳細は不明で、価格設定にもよりますが、性能が格段に向上したiPadからXcodeを使用するための最初のステップになるのではないかと期待を集めています。