カツセマサヒコ(著) / 新潮社(2024-06-27)
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『明け方の若者たち』で20代の青春を、『夜行秘密』で激情の恋愛を描いたカツセマサヒコが新たに紡ぐ長編は、「結婚と離婚」を鮮やかに突き刺す物語――。「結婚しませんか」のひと言から変わり始めた、彼女と見る景色。「離婚したい」と妻に言われ、音を立てて崩れ始めた一つの家族。世代も価値観も違う二人の男の人生は、社内ハラスメント疑惑をきっかけに思わぬ形で交錯する。結婚は不幸を減らすためなのか?