
Amazonが、2012年以前に発売されたKindleおよびKindle Fireシリーズについて、2026年5月20日をもってKindleストアへのアクセスを終了すると発表しました。これにより、対象端末で新しい本の購入・借用・ダウンロードができなくなります
サポート終了に関する情報は、Amazonからユーザーに送られた電子メールのほか、Amazonの広報担当Jackie Burke氏がThe Vergeに送ったメールで明らかになったものです。
対象となる主な旧モデル
今回のサポート終了は、初代Kindle(2007年)を含む幅広い旧機種が対象です。
- Kindle 初代(2007)
- Kindle DX / DX Graphite(2009–2010)
- Kindle Keyboard(2010)
- Kindle 4 / Touch(2011)
- Kindle 5(2012)
- Kindle Paperwhite 初代(2012)
- Kindle Fire(2011–2012の各モデル)
これらの端末では、Kindleストアからの購入・借用・新規ダウンロードができなくなり、端末を 初期化・登録解除すると再登録ができなくなります。特に再登録不可は大きな制限で、誤って初期化すると端末が実質利用不能になる点に注意が必要です。
なおすでに端末にダウンロード済みの本の読書や、Kindleアプリ(スマホ/PC)やWeb版での購入済みコンテンツ利用、新しいKindle端末での読書は引い続き可能です。旧Kindle Fire(2012以前)については、アプリやAmazonサービスは影響なしで、本に関する機能のみ制限されます。
Amazonの対応:買い替え向けの特典も提供
Amazonは対象ユーザーにメールで通知を行い、買い替えを検討するユーザー向けに以下の特典を提供します。
- 新しいKindle端末が20%オフ
- 20ドル分の電子書籍クレジットを付与(有効期限:2026年6月20日 23:59 PT)
このニュースはHacker Newsでも議論されており、今回のサポート終了は古いDRM方式を潰すためという指摘が行われています。古いKindleは弱い暗号化方式を使っており、DRM解除が容易であるため、「旧端末を切り捨てることで抜け道を塞ぎたいのだろう」という意見が支配的です。また、古いKindleは最新のTLS暗号スイートをサポートしていないこともあり、技術的負債の清算という見方も一定数あります。
なお、今回の情報は米国でのサービスに関するものですが、過去の例では数カ月遅れで他国にも波及することが多く、古い端末を持っている日本のユーザーも今後の流れを注視する必要がありそうです。
