Affinity Photo/Designer/PublisherなどのAffinityアプリを開発した事で知られるSerif社をCanvaが買収したことがわかりました(9to5Mac)。
SerifとCanvaの両社はコメントを発表しており、Canvaはこの買収が「Canvaの企業向け野心を加速させ、プロのデザイナーがAffinityを使ってデザインやテンプレートを作成し、Canvaを使って組織全体で拡張できる未来を解き放つ」とコメントしています。
Affinityアプリは現在、世界中で300万人以上のユーザーを抱え、macOSやiPadOSを含む複数のプラットフォームで利用可能です。Apple Design AwardやApple App of the Yearなど、多くの業界賞を受賞しており、Canvaはクリエイティブ・スイートへの投資を継続すると宣言しています。
Canva will continue to invest in the Affinity suite to ensure it not only meets the needs of professional designers, but also enhances their experiences and empowers them to do their best work. Together, Canva and Affinity will be a powerhouse combination built to supercharge the goals of every type of designer.
Canvaは、プロのデザイナーのニーズを満たすだけでなく、デザイナーの体験を向上させ、最高の仕事ができるよう、Affinityスイートへの投資を続けていきます。CanvaとAffinityの組み合わせは、あらゆるタイプのデザイナーの目標達成を強力に後押しします。
約90人のSerifチーム全員がCanvaに加わり、今のところ、Affinityアプリがリブランドされたり大きく変更される可能性はないとのこと。CanvaはAffinityアプリのサブスクリプションフリーモデルを変更する予定はないと述べています。
ただし、ソフトウェア企業の買収によってライセンス形態が改悪される事例は非常似多く、9to5Macのコメント欄には「私のお気に入りのクリエイティブ・アプリにお悔やみ申し上げる」といった将来のサブスクリプション化を悲観する意見が寄せられています。
Affinityアプリがサブスクリプションフリーを維持できるのか今後も注視していく必要がありそうです。
