多機能ファイル比較アプリ「Kaleidoscope」がバージョンアップし、Xcodeデバッガの統合が改善

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macOS用の多機能ファイル比較アプリ「Kaleidoscope」の最新版v2.4が公開されました(9to5Mac)。KaleidoscopeはmacOS 10.12(macOS Sierra)以降に対応した有償ソフトで、既存ユーザーは無料でアップデートすることができます。

Kaleidoscope App
カテゴリ: 開発ツール
価格: ¥8,500
Subversion / Git / Mercurialなどにも対応した高機能Diffツール。

Kaleidoscopeは長い間更新が滞っていましたが、Letter Opener GmbH社によって買収され、同社は新機能の追加を含め、アプリを定期的に更新することを約束しています。Kaleidoscope 2.4は先月のメモリ使用量を削減するためのアップデートに続く更新で、開発者向けの新たなオプションが追加されています。

v2.4ではXcodeデバッガとの統合を改善するために、"lldb"に"ksp"と"kspo"コマンドが提供され、"ksdiff"ツールの入力を受け取る機能が拡張されています。

We are proud of how the feature turned out. It allows sending any debugger output from Xcode, text or graphics, to Kaleidoscope for visual comparison. The driving force behind this is the ksdiff command-line tool, which gained two great new features as part of the process: one is the ability to send content to a specific Kaleidoscope window. The second one is the ability to pipe content into it. This enables unlimited new use cases for Unix aficionados.

またmacOS Big Surとの互換性の向上や、VoiceOverをオンにして起動するとアプリがクラッシュするバグも修正されています。同社今年後半にダークモードとApple Siliconへの対応を行う予定です。

KaleidoscopeはMac App Storeで69.99ドルで販売されていて、公式サイトから14日間の無料トライアル版をダウンロードすることができます。また19.99ドルのアプリ内課金ですべての機能をアンロックできるiPad版も存在します。

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