2022年に486SXでLinuxを動作させることに成功

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オープンソースのオペレーティングシステム「Linux」は、商用OSと比べると古いデバイスのサポートが充実していると言われていますが、レガシーなデバイスがいつまでもサポートされているわけでもありません。

実際、現行のLinuxで動作するCPUはIntelの486SX以降だとされていますが、この486SXを搭載した1993年製のCompaq Presario 425上で、Linuxを動作させるための具体的な手順がブログ記事として公開され注目を集めています(Hacker News)。

記事を公開したocawesome101氏によると、Compaq Presario 425は14インチのカラーディスプレイ(800x600の256色フルカラー画面)を搭載した、Macっぽいオールインワンモデルで、内部には25MHzのi486SXと、20MBのRAM(純正は4MB)、ほとんど死にかけた1.6GBのハードディスクが入っていたとのこと。ハードディスクにはWindows for Workgroups 3.1がインストールされていて、明らかに酷使されており、150GBのHDDに交換したそうです。

同氏は、過去数ヶ月間、Presario上でLinuxを走らせるために試行錯誤を繰り返し、ハードディスクにMS-DOS 6.22をインストールした後、カーネルの設定をいじりながら少しずつ前身することに成功します。

Linux 5.14.8を動かすための具体的なカーネル設定も掲載されています。

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起動可能なシステムイメージは4MBほどのサイズで、30年前のマシンにしては驚くほど反応がよく、コールドブートにかかる時間は50秒程度とのこと。実際にシステムが起動する様子を撮影した動画も掲載されています。

古いコンピューターを所有している方は、当時のOSではなく、現行のLinuxをインストールしてみるのも興味深い試みだといえるかもしれません。

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