
Microsoft Azure CTOのMark Russinovich氏が、初代DoomをMicrosoft Paint上でプレイできるように改造したというユニークなプロジェクト「DoomPaint」を公開しています。
奇妙なハードウェアでDoomを動かす挑戦は昔からありますが、今回は「ハードウェアではなく表示先を変える」という発想が面白いポイントです。
Paintがモニターになる仕組み
このプロジェクト「DoomPaint」では、Doomのゲームエンジン(ViZDoom)が裏側で通常どおり動作し、描画されたフレームをWindowsのクリップボード経由でPaintに貼り付けるという仕組みを採用しています。
すなわち、Paintは計算処理を一切行わず、ただ貼り付けられた画像を表示するだけの役割です。「Paintは何も計算していない。それが面白さだ」と作者はコメントしています。
フレームレートは当然ながら低めですが、ゲームとしてはちゃんとプレイ可能で、Ctrl+Zが時間を巻き戻す操作になるなど、Paintの機能がそのままゲームの一部として作用する点もユニークです。
実際に動かすには
GitHubで公開されているリポジトリをダウンロードし、Pythonをインストールした環境でrun.batを実行するだけで動作します。もし起動直後にウィンドウが閉じてしまう場合は、Pythonがインストールされていないか、PATHに追加されていない可能性があります。
なお、標準のキー操作がWindowsのショートカットと衝突するため、射撃など一部操作は別のキーに置き換えられている点は注意が必要です。
| Key | Action |
|---|---|
W S / ↑ ↓ |
move forward / back |
A D / ← → |
turn |
Q E (or , .) |
strafe |
Ctrl or F
|
fire |
| Space | use / open doors |
| Shift | run |
| F12 | quit |
解像度や音声などの調整オプションもGitHubに掲載されています。
まとめ
Doomを奇妙な環境で動かす文化は長年続いていますが、今回は「Paintをモニターにする」という発想が新鮮で、SNSでも大きな話題になっています。歴史的な人気ゲームであるDoomと、Windowsの象徴的なアプリPaintの組み合わせはという非常に興味深いプロジェクトとなっています。
[via Neowin]
