Java 20のリファレンス実装であるJDK 20の一般提供(GA)が、3月21日(現地時間)に始まりました。
Build 36がGAビルドとなり、GPLライセンスで提供されるOpenJDKビルドはOracle社の提供のもと、以下のリンクからダウンロード可能です。
OpenJDK JDK 20では、インキュベートAPIとしてScoped Valuesの導入が行われています。スレッド内やスレッド間で不変のデータを共有することができ、多数の仮想スレッドを使用する場合に、スレッドローカル変数よりも優先されます。使いやすく、理解しやすく、堅牢で、高性能であることを目指し開発が進められています。
サポートされているCPUアーキテクチャで、最適なベクトル命令にラインタイムでコンパイルするためのVector APIの更新も行われ、バグフィックスとパフォーマンスの強化が行われています。
また、軽量スレッドとして、高スループットな並行アプリケーションの作成、維持、観測の労力を劇的に削減する、Virtual Threadsの改善も進められています。
その他、レコードパターン、switch分のパターンマッチ、Foreign Function & Memory API、構造化並行処理の改善も行われています。
新機能の詳細はこちらで確認可能です。
