Qt Creator 12がリリース - 統合コンパイラエクスプローラやCMakeのデバッグのサポートなど

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Qt Groupは11月23日(現地時間)、統合開発環境「Qt Creator」の最新版「Qt Creator 12」をリリースしました(公式ブログ)。

最新版では統合コンパイラエクスプローラーの導入が行われています。「Tools > Compiler Explorer > Open Compiler Explorer」を使用すると、https://godbolt.orgからコンパイラエクスプローラを統合したエディタを開くことができます。Qt Creatorはコンパイラエクスプローラにコンパイル、アセンブリの生成、実行(オプション)を依頼し、その結果を表示します。

また、CMake 3.27以降で利用できるDebug Adapter Protocol(DAP)を利用し、プロジェクトのCMakeファイルにブレークポイントを設定し、CMakeの設定プロセスをデバッグできるようになりました。「Analyze > CMake Profiler」は、CMakeをプロファイリングモードで起動し、 Creatorのトレースファイルビューアで結果を開きます。

バグレポート、共有、ブログ投稿などのために画面録画を簡単に作成できるスクリーンレコーディング機能も追加されました。

その他の変更点は以下の通りです。

General

  • We improved the startup performance significantly on various setups.

Editing

  • We updated Clangd and the Clang analyzer tools to LLVM 17.0.1
  • The C++ refactoring operations received multiple fixes and extensions. For example, renaming operations are now also applied to documentation comments.
  • The Markdown editor got some buttons for text styles.
  • We added proxy support to the Copilot integration.

Projects

  • We added project specific settings for C++ file naming and documentation comments.
  • The editor for CMake files received many improvements, like jumping to function, macro, target and package definitions, help tooltips and greatly expanded completion.
  • PySide installations from the installer are now auto-detected.

オープンソース版はQtダウンロードページのQt Creatorから、商用ライセンスパッケージはQt Account Portalから入手可能です。

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