Ruby 3.3.0 preview1リリースがリリース - RJITの導入やYJITの高速化など新機能多数

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Ruby開発プロジェクトは5月12日、Ruby 3.3シリーズの最新のプレビュー版である「Ruby 3.3.0 preview1」をリリースしました(ruby-lang.org)。現在公式サイトよりソースコードをダウンロードすることができます。

Ruby 3.3.0-preview1では、RJITという新たなJITの仕組みが追加されています。RJITはピュアRubyのJITコンパイラで、Unixプラットフォーム上のx86_64アーキテクチャのみをサポートします。MJITとは異なり、実行時にCコンパイラを必要としないという特徴を持ち、今のところ実験的な機能として実装されています。

YJITもRuby 3.2と比較して大幅な高速化が行われています。コンパイルされたコードのメタデータのメモリ使用量の削減や、ARM64でのコード生成の改善、YJITを一時停止モードで起動し、後で手動で有効にするオプションの追加、終了時のトレースオプションのサンプリングへの対応、複数のバグ修正などが行われています。

その他、BisonのLramaのLALRパーサージェネレータへの置き換えや、ext/readlineの削除、標準ライブラリのアップデートなど多数の変更が行われています。

変更点の詳細はNEWSコミットログで確認可能です。

Pc タイトル Ruby
公式サイト http://www.ruby-lang.org/ja/
ソフトアンテナ https://softantenna.com/softwares/1964-ruby
説明 オブジェクト指向スクリプト言語。
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