Seagate、30TBの超大容量HDDを発表

[PR]記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります
  • URLをコピーしました!

1705501330 seagate exos 30tb drive story

近年SSDの処理速度や保存容量は大幅に進化していますが、HDDの改良はあまり進んでいないように見えます。処理速度はともかく、HDDの売りである容量の増加も頭打ちになっているように見えるなか、Seagateが、巨大容量のHDDを実現可能とする、「Mozaic 3+」と呼ばれる新しいハードディスクドライブプラットフォームを発表しました(Neowin)。

Mozaic 3+プラットフォームは、Exosハードディスクドライブのラインナップで使用され、2024年第1四半期後半に「ハイパースケール・クラウド顧客」向けにまず発売され、最終的には一般向けに販売される予定です。
専門的なハードウェアを必要としないため、30TBのドライブをPCに直接接続するだけで動作することになります。

Mozaic 3+プラットフォームには容量30TBのHDDの製造を可能とする数多くの新技術が導入されています。「先駆的な鉄プラチナ超格子構造」によって、ディスクメディアの磁器保持力を大幅に向上させ、「ナノフォトニック・レーザー」によって、メディア表面に極小のヒートスポットを作り出し、データ書き込みの信頼性を高めています。

さらに、「世界最小かつ最も高感度な磁界読み取りセンサー」を使用してHDD上のデータを読み取り、新しい12nm統合コントローラーによって、「従来のソリューションと比較して最大3倍のパフォーマンス」を実現しています。

1705502024 slide image 1440x1080

新しいExos 30TB HDDにはそれぞれ3TBのデータを保存する10枚のプラッターが内蔵されることになりますが、Seagateは、将来的にMozaicプラットフォームをさらに進化させ、データプラッターのストレージサイズを4TB、あるいは5TBまで増やすことができると主張しています。

Seagateは、Mozaic 3+Exosドライブの価格帯をまだ明らかにしていてませんが、TechRadarはエンドユーザへの販売開始時には450ドル程度になる可能性があると見積もっています(テラバイトあたり15ドルのコストと仮定)。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次