変数名、メソッド名、クラス名などさまざまな識別子の名前を付けるのに苦労した経験がある開発者の方は多いと思います。Microsoftはこの問題を解決するため、Visual Studio Preview向けに、GitHub Copilot Chat拡張機能(要サブスクリプション)を利用したリネームサジェスト機能を導入したことを発表しました。
Microsoftによると、この機能は単に名前を提案するだけでなく、識別子がどのように使われているのかをコードスタイルから学習し、コードベースにシームレスにフィットする識別子を提案します。ネーミングの専門家が近くにいるように、コーディングの流れを維持しながらコードを向上させることができるとされています。
新機能を使用するには、Visual Studioで、任意の識別子を選択して右クリックから名前の変更(Ctrl+R、Ctrl+R)を選択します。コードのコンテキストに合わせた名前の候補から一番気に入った名前を選び、Enterキーを押します。
機能を利用するためには、有効なGitHub Copilotサブスクリプションが必要となります。今のところVisual Studio 17.9 Preview 1で利用でき、GitHub Copilot Chat Extensionを更新し、「Options > GitHub > Copilot chat > で "Enable rename suggestions"」オプションをチェックしすると機能を有効にすることができます。
なおGitHub Copilotの料金は個人ユーザーの場合は月額10ドルまたは年額100ドル、Copilot Businessの場合は1ユーザーあたり月額19ドル、Copilot Enterpriseの場合は1ユーザーあたり月額39ドルです。
