Windows 10の累積アップデートKB5027215が公開 - 2023年6月の月例更新

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Windows 10 logo

Microsoftは本日、毎月米国時間の第2火曜日に提供している月例更新の一環として、Windows 10の各バージョンに対する累積アップデートをそれぞれ公開しました。

  • Windows 10 Version 20H2/21H1/21H2/22H2: KB5027215
  • Windows 10 Version 1909: EOS
  • Windows 10 Version 1903: EOS
  • Windows 10 Version 1809: KB5027222
  • Windows 10 version 1803: EOS
  • Windows 10 version 1709: EOS
  • Windows 10 version 1703: EOS
  • Windows 10 version 1607: KB5027219
  • Windows 10 Version 1511: EOS
  • Windows 10 Version 1507: KB5027230

それぞれWindows UpdateまたはMicrosoft Update Catalogを利用して導入することが可能で、変更点は以下の通りです(セキュリティアップデートの内容は日本Microsoftのブログで参照できます)。

目次

June 13, 2023—KB5027215 (OS Builds 19044.3086 and 19045.3086)

Windows 10 Version 21H2/22H2用の更新プログラムKB5027215では、5月23日に公開されたKB5026435の内容に加え、ラージアドレスを認識しCopyFile APIを使用する32ビットアプリに影響する既知の問題への対処や、、CVE-2023-32019に関連したWindowsカーネルに影響する問題の修正などが行われています。

リリースノートは以下の通りです。

ハイライト:

  • This update addresses security issues for your Windows operating system. 

改良:

  • This update addresses a known issue that affects 32-bit apps that are large address aware and use the CopyFile API. You might have issues when you save, copy, or attach files. If you use some commercial or enterprise security software that uses extended file attributes, this issue will likely affect you. For Microsoft Office apps, this issue only affects the 32-bit versions. You might receive the error, "Document not saved."

  • This update addresses an issue that affects the Windows Kernel. This issue is related to CVE-2023-32019. To learn more, see KB5028407.

更新プログラムには以下の1件の既知の不具合が存在します。

症状 回避策
カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージからWindowsをインストールしたデバイスでは、この更新プログラムによってMicrosoft Edge Legacyが削除されても、新しいMicrosoft Edgeに自動的に置き換えられない場合がある。 LCUをスリップストリームする前に、2021年3月29日以降にリリースされたSSUをカスタムオフラインメディアまたはISOイメージにスリップストリームする必要がある。Windows 10, version 20H2およびWindows 10, version 2004で使用されているSSUとLCUの統合パッケージでこれを行うには、統合パッケージからSSUを抽出する必要がある。

  • 以下のコマンドラインでmsuからcabを取り出す。
    expand Windows10.0-KB5000842-x64.msu /f:Windows10.0-KB5000842-x64.cab <destination path> 
  • 以下コマンドラインで、先に抽出したcabからSSUを抽出する。
    expand Windows10.0-KB5000842-x64.cab /f:* <destination path>
  • この例ではSSU-19041.903-x64.cabという名前のSSU cabができあがる。このファイルをまずオフラインイメージにスリップストリームし、次にLCUを入れる。

Windows Updateの他、Microsoft Update Catalogや、Windows Server Update Services(WSUS)を利用してインストールすることができます。

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