Microsoftは10月31日(現地時間)、Windows 10の個人向けの拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)の料金を1年30ドルにすることを発表しました(Windows Blog)。
個人ユーザーは30ドルを支払うことで、Windows 10のサポートが終了する2025年10月14日以降も更新プログラムの提供を受け続けることができるようになります。
Microsoftは個人向けESUについて次のように説明しています。
And for the first time ever, we’re introducing an ESU program for personal use as well. The ESU program for consumers will be a one-year option available for $30. Program enrollment will be available closer to the end of support in 2025.
そして今回初めて、個人向けにもESUプログラムを導入する。個人向けのESUプログラムは、30ドルで利用できる1年間のオプションとなる。プログラムへの登録は、2025年のサポート終了間近に可能となる。
なお企業や組織向けのESUは最大3年間提供されますが、料金は年毎に上がっていき、初年度料金は61ドルで、1年毎に倍になり、2年目には122ドル、3年目には244ドルとなります。
拡張セキュリティ更新プログラムでは、セキュリティパッチと修正プログラムしか提供されず、この期間中にWindows 10に新機能や大きな変更が加えられる可能性は少ないとみこまれています。ただしMicrosoftは最近、新しいアカウントマネージャーの追加や、バージョン情報のデザイン変更など、Windows 10に対していくつかの変更を行っており、なんらかの変更・新機能が追加される可能性は残されています。
Windows 10からWindows 11へは無償でアップグレードできますが、Windows 11ではシステムの最小要件が厳しくなっており、ハードウェアの制限によりアップグレードできないシステムが多数存在すると予想されています。