Microsoft、explorer.exeを分割してWindows 11を高速化

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Windowsのファイルエクスプローラー(explorer.exe)はファイル管理を行うだけのプログラムではなく、Windowsの他の部分にも深く結びつけられています。

explorer.exeが多機能なことは、パフォーマンスや安定性の面で良いことではなく、例えば、重いファイルのコピー中にexplorer.exeが不安定となり、タスクバーやスタートメニューが反応しなくなる事もあるなど、OSのボトルネックの一つとなっていました。

今回、Microsoftがこの問題を解決するため、explorer.exeから一部の機能を切り離すためのの作業を開始している事がわかりました。

MicrosoftはWindows 11のDevチャンネルビルド25252で、「Impressive Shell」をファイルエクスプローラーから切り離すための作業を行っているとのこと。Impressive ShellはWindows 8でWindowsに追加されたもので、当初はチャームバーなどの機能を担っていました。

変更を発見したTwitterユーザーのStart Is All Back氏は次のようにつぶやいています。

Interesting feature in dev 25252: ImmersiveShellInShellAppRuntime (id:39319758). Moves immersive shell out of explorer. Does not start ShellAppRuntime.exe yet, but finally, all this metro hodgepodge may be a bit more reliable.

dev 25252の興味深い機能:ImmersiveShellInShellAppRuntime (id:39319758)。Impressive Shellをエクスプローラから移動させる。まだShellAppRuntime.exeは起動しませんが、ようやくこのメトロのごった煮が少しはマシになるかもしれません。

ShellAppRuntime.exeがexplorer.exeを介さずに単独で動作するようになれば、Windows 11のクラッシュが減り、安定性やパフォーマンスが向上する可能性があります。例えば、ファイルエクスプローラーのクラッシュで、デスクトップ全体がが使えなくなるといった不具合は抑えることができるようになると考えられます。

ただし、explorer.exeからの機能の切り離しはまだ初期段階で、ユーザーが恩恵を受けることができるのはだいぶ先になりそうです。

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