Windows 7さん5MHzのCPUで動作してしまう

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Microsoftが2009年7月にリリースした「Windows 7」は、歴代のWindowsの中でも、最も好まれたOSの一つだとといえるかもしれません。Windows 7の一般ユーザー向けのサポート期間はすでに終了していますが、現在も、Windows 11やWindows 10に続き、約10%のシェアを維持しているのです。

Windows 7は最小要件が、1GHzのシングルコアCPUと、1GB(32bit)または2GB(64bit)のRAMと比較的緩く設定されており、スペックの低いコンピューターでも容易に動作する事も人気の理由だと考えられますが、実際はその要件を大幅に下回るCPUでも動作するようです。

Windows愛好家のNTDEV氏は、Windows 7の動作速度を調べるために、公式要件の200分の1である5MHz Pentium-Sプロセッサと128MBのRAMでWindows 7を動作させる実験を行い、起動に成功しています。

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NTDEV氏は86Boxエミュレーターを使って極端に遅いCPUを実現しています。5MHzのCPUで起動するために、セーフモードでほとんどのドライバーとサービスを無効にし、起動時に3つのサービスしか動いていない状態を実現しています。同氏は、CPUが50MHzを下回るとログイン画面がロードされなくなるため、レジストリを修正してOSを疑似OOBE状態にし、c:\windows\system32\oobe フォルダ内のすべてを削除して、ロードされないようにしなければならなかったと説明しています。

OOBEは、Windowsのインストーラーを実行したときに実行され、スタートメニューやエクスプローラーなどは搭載されていませんが、コマンドプロンプトは使用することができます。

今回の実験では約28分後にWindows 7 Ultimate build 7601 SP1が起動し、WCPUCLKやReal Time Clock Checkerでシステムが5Mhzで動作していることが確認されたとのことです。

今回の試みは実験的なものですが、Windows 11と比べてWindows 7の要件の低さや緩さをうらやましく思う方は多いかもしれません。

[via Neowin]

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