Windowsでブルースクリーンが発生した後にLinuxを起動できる限界突破ツールが登場

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Booting Linux straight from Windows 0 29 screenshot

Windowsでは致命的なエラーが発生するとブルースクリーンが表示され(BSOD)、通常は、その後PCを再起動する以外の選択肢は残されていません。

ところが、tiny11を開発したことでも知られるNTDEV氏は、この制限を突破する新たなツール「BugCheck2Linux」を紹介するデモ動画を公開し注目を集めています。

デモ動画ではWindowsでブルースクリーンが表示された後に、Linuxが起動する様子が確認できます。

Booting Linux straight from Windows 0 43 screenshot

BugCheck2Linuxは、Windowsのバグチェック後に単純なRISC-V Linuxエミュレータイメージを実行するドライバで、作者のNSG650氏は「Windowsがクラッシュしたらlinuxのシェルに落としますす!」とシンプルにプロジェクトの概要を説明しています。

バグチェックコールバックにLinuxを実行する小さなRISC Vエミュレーターを登録することで動作しており、ビデオ出力にはbootvid.dllを使い、入力には単純なポーリング・ベースのPS/2キーボード・ドライバを使っているそうです。

起動したLinuxには以下のような制限があるとされています。

  • ANSIエスケープシーケンスはサポートされていません。
  • 640x480、16色で動作。
  • BIOSシステムでのみ動作。
  • 動作が遅い。
  • キーボードのサポートが悪い。特殊文字や大文字にアクセスしたい場合は、Shiftの代わりにCapsLockを使う必要がある。Backspaceも使えない。

ブルースクリーンに対する特効薬とはいえなさそうですが、Windows OSの新たな可能性を示すツールととらえることはできそうです。

[via BetaNews]

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