
Microsoftが、Windows 11の標準アプリに対して大規模な機能アップデートを公開しました。今回のアップデートでは、これまでInsiderビルドのリリース時に散発的に発表されていた変更点が、ついにMicrosoft Learn上の専用リリースノートとして整理され、アプリごとの更新履歴を時系列で確認できるようになっている点も注目です。
今回アップデートされたのは、電卓・カメラ・クロック・メディアプレーヤー・ペイント・フォト・サウンドレコーダーの7アプリ。いずれも細かな改善から使い勝手を大きく変える機能追加まで、多数のアップデートが含まれています。
目次
主なアプリごとの改善ポイント
アプリごとの主な改善点は次のとおりです。
電卓(Calculator):
- √計算などでゼロになるはずの計算が微小値になる問題を修正
- ハイコントラストテーマでの文字色を改善
- 右から左に読む言語(アラビア語・ヘブライ語)でレイアウトが正しく表示
- 古いバージョンからのアップグレード時に起動できなくなる不具合を解消
カメラ(Camera):
- ズームスライダーがより多くのカメラで動作
- ズーム段階が3段階しか表示されない問題を修正
- 一部デバイスでフロントカメラが使えなかった不具合を解消
- 以前は非表示だったビデオ解像度を選択可能に
- QRコードのリンクがアプリ未対応でもクリップボードにコピーされるように改善
クロック(Clock):
- タイマーがゼロになった後もカウントアップを継続
- フォーカスセッションで「目標なし」を選べるように
- アラームに15分スヌーズを追加
- カウントダウンウィジェットが3つ同時に動作
- 世界時計のデータ更新、UI改善、アクセシビリティ向上など多数の修正
メディアプレーヤー(Media Player):
- 字幕のカスタマイズに対応し、Windowsの字幕設定と連動
- ライブラリのインデックス中であることを示すバナーを追加
- 再生可能なファイル形式の認識精度を改善
- 空のプレイリスト表示やプレイリスト名の扱いを改善
- コーデック不足時のメッセージをより分かりやすく
ペイント(Paint):
- 消しゴムの透明度を調整可能に
- スタンプブラシの色ずれを修正
- 回転したJPEGを上書き保存できるように
- 壊れた画像ファイルを開いた際のクラッシュを防止
- 選択範囲の動作がクラシック版に近い挙動に戻る
- AI画像生成パネルのレイアウト改善、起動時の軽量化など
フォト(Photos):
- AI生成・編集画像に「Copilotウォーターマーク」を付与可能(設定でON/OFF/確認を選択)
- 小さな画像やドット絵をより鮮明に拡大表示
- OCRテキストをキーボードで選択可能に
- テキスト認識時のクラッシュを修正
- ナビゲーションのキーボード操作性を改善
サウンドレコーダー(Sound Recorder)
- Bluetoothマイク使用時に波形が正しく表示
- 不要なスクロールバーを削除
- マーカー機能の挙動を改善(WAVでは非対応のため自動で無効化)
- 連続削除時のエラーを解消
- 録音開始ごとに発生していたメモリリークを修正
まとめ
今回のアップデートは、単なるバグ修正にとどまらず、日常的に使う標準アプリの使い勝手を底上げする内容が中心です。特にペイントやフォトの改善は、画像編集を日常的に行うユーザーにとって大きなメリットとなりそうです。
Microsoftは今後もアプリごとのリリースノートを継続的に更新していく方針で、Windows 11の標準アプリはより透明性の高いアップデートサイクルへ移行しつつあります。
[via Neowin]
