MacBook AirにThunderboltインターフェイスを使って外部ビデオカードを接続し、グラフィックス性能を強化する魔改造が公開されています(TechInferno Forum)。
使用したMacBook AirはMid-2013 11インチ、Intel HD 5000グラフィックス内蔵の最新モデル。この改造を施すことで、グラフィックスパフォーマンスが5倍〜7倍になったそうす。BootCampでWindows 7を起動してゲームをプレーする動画も公開されています。
必要な機材は?
以下のような機材がリストアップされていました。
- Sonnet Echo ExpressCard Pro。Thunderbolt用ExpressCardアダプタ。
- BPlus PE4L V2.1。ExpressCard to PCI-Expressアダプター。
- Thunderboltケーブル。
- 400Wの電源。ビデオカード駆動用。
- DIY eGPU Setup 1.X。ここで売られているソフトウェア。Windows 7でBootCamp使用時に外部ビデオカードを使用するために必要なものらしい。
- ビデオカード。NVidia GTX 570を使用。
- 2013 11" Macbook Air。
- USB メモリ。Windows 7インストール用。
- Windows 7 ISO。
頑張れば(頑張らなくても?)日本でも入手できそうな機材です。
Thunderbolt用ExpressCardアダプタに、ExpressCard to PCI-Expressアダプタを接続し、そこにビデオカードを差し込むという豪快な方法が使われています。BootCampのWindows 7の場合、DIY eGPU Setupという特殊なソフトウェアを使わないとビデオカードが認識しないというのもポイントかな。
全部繋ぐとこんな感じに。配線がすごいw
まとめ
Thunderbolt経由で外部ビデオカードを使うというアイデアは、理論上は可能っぽかったのですが、実際に動かしているところを見ることはなかなかできませんでした。それをパーツを寄せ集めて実現してしまう実行力は凄いものがあります。
実際にWindows上でゲームを動かしている動画も公開されています。Youtubeでは「会社を起こすべきだ」という称賛の声も寄せられています。