2020年に発売されるiPhoneに、従来のバッテリー保護回路より50%近く薄いカスタムバッテリー保護回路が採用される可能性があると、韓国のWebサイトThe Elecが伝えていることが分かりました(MacRumors)。
保護回路の小型化によってiPhoneの内部空間の空きが増え、iPhone 12の各モデルのバッテリー容量がわずかに上昇する可能性があると見込まれています。
記事によると、小型化されたモジュールは、韓国のITM Semiconductorによって供給される模様。MOSFETとPCBを組み合わせた保護回路によってホルダーケースが不要となり、48%のサイズダウンを達成しているとのことです。
The Elecは、ITM Semiconductor製のこのモジュールがSamsungの新しいスマートフォンGalaxy S11に採用されている実績があるとも伝えています。
近年スマートフォンのプロセッサやディスプレイは劇的に進化していますが、バッテリー技術に関しては目立った変化がありません。バッテリー容量を少しでも増やすためには、回路の小型化を進めるなど地道な改良を行うしかないのかもしれません。