2022年版のStackOverflow開発者アンケートの結果を引用し、2022年はついにLinuxデスクトップの年だったと、Amazon Web ServicesのKubernetesチームで働いている開発者、Justin Garrison氏が指摘しています。
同調査ではプライマリーオペレーティングシステムとしてのLinuxの使用率は過去5年間に着実に上昇しています。2018年から2021年まで23.2%、25.6%、26.6%、25.3%と着実に上昇し(例外もありますが…)、2022年には使用率が40.23%になっています。実際は2021年もLinuxの使用率がmacOSを上回っていたもののわずかな差で、2022年にはmacOSに9%の差をつけているのです。
▲2022年の「プライマリーOS」の調査
全回答者とプロの開発者の間で若干の差があるものの傾向は同じで、Linuxの使用率には、WSLの15%や、macOSとWindowsでDockerのLinux VMを使用する63%の回答者は考慮されていないのです。
同氏は2022年は、Steam Deckを通じて、Linux上でゲームをするユーザーが100万人を超えことにも触れ、Linuxのデスクトップ利用がかなり進んだ1年だったとまとめています。
なお、2022年のLinuxの使用率は40%と前年から大幅に上昇していますが、使用率の合計が150%になっている事に注意が必要だとHacker Newsでは指摘されています。2021年は合計100%だったので調査方法が変わった可能性はありますが、LinuxをプライマリーOSだと答えた開発者が多かった事は事実です。