Apple関連製品の正確な予想でおなじみのKGI証券アナリストMing-Chi Kuo氏が新たな調査レポートを公開。今年発売される6.1インチLCDを搭載したiPhoneの売上が、2種類のOLEDパネル搭載モデルを大幅に上回ると主張していることがわかりました(AppleInsider)。
Kuo氏はAppleが6.1インチLCD iPhoneを投入することで、急成長中のOLED分野との厳しい競争にさらされているLCD関連のサプライヤーに好影響を与えると考えています。LCD製造に関係する企業としては例えば、液晶ディスプレイを生産するJapan Displayや、アルミフレームを担当するCatcherなどがあげらています。
一方OLEDモデルとして新しく投入される5.8インチのiPhone X後継機と、6.5インチのiPhone X Plusに関しては、韓国のLGがパネルの製造に向け作業を行っているようですが、LGがAppleの要求する生産基準を満たせない可能性があると指摘しています。
Kuo氏は、6.1インチのLCDを採用したiPhoneが、2018年の新しい携帯電話出荷量の50%を占めると予測しています。安価なLCD全面ディスプレイを採用したiPhoneの登場によって、Face IDの時代が本格的に到来することになるのか、注目を集めそうです。