Microsoftが、Windows 11 Version 22H2システム上で発生しているリモートデスクトップ接続の問題を調査していることがわかりました(BleepingComputer)。
この問題はMicrosoftのIT専門家向けQ&Aフォーラムなどに投稿されており、Windows 11 22H2をインストールすると、リモートデスクトップクライアントから接続できない、ランダムに切断される、または予期せずフリーズするなどの問題が発生するとのことです。
あるWindows管理者は、「接続時にハングアップしてしまう」と述べ、「リモートデスクトップクライアントにバグがあり、UDP接続だけを試みて、TCP接続を試さないことがわかった。私たちは、ファイアウォールで443番ポートの接続のみを許可している」と説明しています。
また別のユーザーは22H2からロールバックすると問題が解消したと説明しています。
I have several clients on Windows 11, and after the update 22H2, they were not able to log to our RDS servers. I tried without the firewall, nothing changed. The problem disappeared after the rollback, they have been able to log back in,
Windows 11を使用しているクライアントが数人いますが、22H2にアップデートした後、RDSサーバーにログインすることができませんでした。ファイアウォールを使わずに試しましたが、何も変わりませんでした。ロールバックの後、問題は消え、彼らは再びログインできるようになりました
Microsoftは問題を調査中、非公式の緩和策も
Microsoftはまだこの問題を公式に認めていませんが、Microsoftの従業員が1週間以上前に、この問題を調査していることを認めています。
I understand the issue is with the Client, it makes absolute sense. I am asking all these questions in the attempt to reproduce the issue on my side,"
この問題がクライアント側にあることは理解しています。私は、私の側でこの問題を再現するために、これらすべての質問をしているのです
非公式な回避策として、影響を受けるクライアンをWindows 11 22H2からロールバックするか、UDP接続を無効にする方法が提案されています。
UDP接続を無効にするには、レジストリエディタを使用してKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\Terminal Services\Client
に移動し、DWORD型のfClientDisableUDP
を作成し、値を1に変更します(要再起動)。
または、グループポリシーエディターを使用して、「コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windowsコンポーネント > リモートデスクトップサービス > リモートデスクトップ接続のクライアント」を選び、か「クライアントのUDPを無効にする」ポリシーをオンに変更します。この場合再起動は必要ありません。