先日公開されたWindows 11の最新バージョン「Windows 11 Version 22H2」で、Zen 4ベースのRyzen 7000シリーズCPUのパフォーマンスが低下するという問題が報告されている事がわかりました(Neowin)。
TwitterユーザーのCapFrameX氏は、16コアを搭載したRyzen 9 7950XのシングルCCD(CPU Compute Die)を有効にすると、デフォルトのデュアルCCDを凌駕するパフォーマンスを発揮していると指摘しています。
Zen 4 CCDは、それぞれ8つのコアとキャッシュなどを備えており、8コアのZen 4 CPUがより数の多い16コアのバリエーションを打ち負かすことができたことになります。
同氏はまた、同時マルチスレッディング(SMT)をオフにした構成でもテストを行い、少ないスレッド数のほうがパフォーマンスが良い結果になっていると説明しています。
同様の問題はRTX 4090テストシステムでも発生しているそうです。
Something interesting I've noticed as I updated all our CPU data with the RTX 4090 is that there are now many instances where single CCD Ryzen CPUs are faster (better for driving high fps). Previously the R5 3600X never really beat the R9 3950X for example, where as now it does.
— Hardware Unboxed (@HardwareUnboxed) October 15, 2022
この問題は、Windows 11 22H2で発生しており、Ryzen 7000 CPUに影響するスケジューラーの不具合が存在するのではないかと考えられています。また、ドライバにバグがあり、GPUドライバがスレッドを適切に利用できないない可能性もあります。