Microsoftは11月7日(現地時間)、Windows 11のプレビュービルド「Windows 11 Insider Preview Build 22621.885」と「22623.885 (KB5020054)」を公開しました(Windows Blog)。
ベータチャンネルは2つのグループに分けられており、それぞれのグループに別のビルドが提供されています。
- Build 22623.xxx: 新機能がロールアウトされる。
- Build 22621.xxx: 新機能がデフォルトでオフ。
これまでBuild 22622だったインサイダーは、有効化パッケージを経由して自動的にBuild 22623に移行されます。
新機能がデフォルトでオフになっているグループ(Build 22621.xxx)となったインサイダーも、アップデートを確認し、機能がロールアウトするアップデート(Build 22623.xxx)を選択しインストールすることが可能です。
Build 22623.885の新機能など
Build 22623.885の新機能は以下の通りです。
クイック設定からWindows Studioエフェクトにアクセス
Neural Processing Unit(NPU)がサポートされているデバイスでは、タスクバーのクイック設定からWindows Studioエフェクトに直接アクセスできるようになった。カメラ効果(背景ぼかし、アイコンタクト、自動フレーミング)やオーディオ効果(音声フォーカス)をすばやく簡単に有効化および設定できるように。設定ページでこれらの効果にアクセスすることもできる。
エネルギーに関する推奨事項
「設定 > システム > 電源とバッテリー > エネルギーに関する推奨事項」で、エネルギーに関する推奨事項の展開を開始。これらの推奨事項を確認し、適用することで、PCのエネルギー効率を向上させ、二酸化炭素排出量を削減することができる。
Build 22621.885と22623.885共通の新機能
ウィジェットの拡大表示
ウィジェットボードのサイズを拡大できるようになった。ボードの右上、ウィジェット追加ボタンの隣にある拡大・縮小ボタンで、ウィジェットボードのサイズを拡大・縮小することができる。
その他の変更点
その他、システムトレイの隠しアイコンのフライアウトにおける、アイコンの並べ替え機能のサポートや、パスワードフィールドでクリップボード履歴(WIN + V)を使用できるようにする変更、さまざまな細かな不具合の修正が行われています。
公式ブログには細かな修正内容もリストアップされていますので、インストールする前に確認することをおすすめします。