MicrosoftはWindows 11でスタートメニューやタスクバーを含めたUIの刷新を行い、その中にはファイルエクスプローラーのコンテキストメニューの変更も含まれています。
新しいコンテキストメニューはモダンなデザインとなった反面、利用可能なオプションが大幅に少なくなり、この事を不満に思っている方も多いかもしれません。
従来の機能を呼び出すためには、コンテキストメニューの中にある「その他のオプションを表示」を選択したり、Shiftキーを押しながら右クリックする必要があるためですが、Microsoftがこれを不要にする新たな機能を開発中である事がわかりました(BetaNews)。
TwitterユーザーのPhantomOcean3氏によると、Windows 11のDevビルドには、古いコンテキストメニューをデフォルトで表示することができる「AccessibilityXAMLContextMenu」なる機能が追加されている模様。
Another ID for Dev - Enabling this one will force the 'show more options' style context menu to appear by default when you right click anything in File Explorer's navigation pane. Feature is 'AccessibilityXAMLContextMenu', ID added in 25227
vivetool /enable /id:39696859 https://t.co/a27WIDeK2K pic.twitter.com/cA8QzInyro
— PhantomOcean3 (@PhantomOfEarth) December 19, 2022
この機能はアクセシビリティ機能の一環として準備されており、今後製品版のWindows 11にも導入される場合は、なんらかの設定機能が準備されると予想されています。
また、該当の環境では(Windows 11 Insider Preview Build 25267で確認)、ViVeToolを利用して強制的に有効にする事ができます。
手順は以下の通りです。
- GitHubからViveToolの最新版のzipファイルをダウンロードし展開する。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、展開先のvivetool.exeが存在するフォルダにcdコマンドで移動する。
- 以下のコマンドを実行する。
vivetool /enable /id:39696859
- PCを再起動する。
- 無効化したい場合は以下のコマンドを実行する。
vivetool /disable /id:39696859
これで、フォルダを右クリックすると、新しいコンテキストメニューではなく、従来のクラシックコンテキストメニューが表示されるようになります。