Microsoftは本日、2022年11月に公開されたWindows 11用の更新プログラム「KB5019980/KB50199」、Windows 10用の更新プログラム「KB5019959」に、DirectXまたはDirect3Dベースのアプリケーションが動作しなくなる不具合が存在することを認めました。不具合は特定のIntelグラフィックスドライババージョンが影響しています。
Windows 11の既知の不具合をまとめたリリースヘルスページには以下のような情報が追加されています。
不具合の内容は「26.20.100.7463から30.0.101.1190までのIntelグラフィックスドライバーを使用するWindowsデバイスでapphelp.dllのエラーが発生することがある」というものです。この問題は断続的に発生する可能性があり、コンテンツの一部または全部のレンダリングにDirectXまたはDirect3Dを使用するアプリケーションに影響を及ぼすとのこと。
問題の軽減策として30.0.101.1190よりも新しいバージョンの Intel グラフィックスドライバをインストールする方法が提案されています。
なお、最新バージョンのIntelグラフィックスドライバを入手するためには、デバイスメーカーのサポートを確認することが推奨されています。30.0.101.1190より新しいドライバが提供されていない場合は、「List of Drivers for Intel Graphics」で、インテルから直接入手できる最新のインテルグラフィックスドライバを入手することもできるとのことです。
この問題は以下のプラットフォームに影響します。
- Client: Windows 11, version 22H2; Windows 10, version 22H2; Windows 11, version 21H2; Windows 10, version 21H2; Windows 10, version 20H2; Windows 10 Enterprise LTSC 2019
- Server: Windows Server 2022