Microsoftが今年後半に、Windows 11用のファイルエクスプローラーの大規模刷新を計画している事がわかりました(Windows Latest)。
2月15日に開催された、WinUIコミュニティコール(開発者が話し合うための仮想会議)の情報によると、Microsoftはファイルエクスプローラーを「Windows App SDK」ベースに移行する計画を進めている模様。
Windows App SDKは、Windowsアプリ用の新しいUIフレームワークではなく、標準APIやWinUI 3への対応を容易にするライブラリです。当初は大きな変更なくても、将来的にはファイルエクスプローラーの開発を加速し、大幅なデザイン刷新を可能にする可能性はあるとみこまれています。
ただし、メリットだけではなく、ファイルエクスプローラーのバグが増加する可能性や、モダンなコンポーネントの使用によって、動作が遅くなることも懸念されています。
新しいWindows App SDKベースのファイルエクスプローラーは、今後数週間のうちにWindows Insider Program参加者に対してロールアウトを開始する予定です。外観の大きな変更は予定されていないようですが、Windows App SDK版のエクスプローラーにアクセスすると、ツールバーに「ピザ」アイコンが表示されるようになるとのこと。
Windows 11のファイルエクスプローラーに関しては、新しいデザインがプレビュービルドに隠されている事も発見されており、「インサイト」などの新機能とともにお披露目される可能性がありそうです。