先日より、Microsoftの定める最小システム要件を満たしていないWindows 10 PCに対し、Windows 11の無償アップグレードが提供される(全画面バナーが表示される)問題が報告されています。
無償アップグレードを利用しようとしても、結局Windows 11をインストールすることはできず、非常に紛らわしい現象が発生していたなか、Microsoftがこの問題を公式に認めた事がわかりました(Neowin)。
Windows 11の既知の不具合をまとめたページには以下のような情報が追加されています。
不具合の内容は「ハードウェア的に不適格なWindows 10およびWindows 11 Version 21H2デバイスの一部に、Windows 11への不正なアップグレードが提供されていた」というものです。これらの不適格なデバイスは、Window 11を実行するための最小要件を満たしておらず、この問題が発生したデバイスは、アップグレードインストールプロセスを完了することができなかったとのこと。
不具合の原因に関する説明や、反省の言葉はありませんが「2023年2月23日に検出され、同日中に解決された」とのことです。
なお、非互換PCにWindows 11の無償アップグレードバナーが表示される不具合はこれが初めてではなく、昨年も発生していて、この時は実際にWindows 11へアップグレードできていました。