Appleは今年も6月に開発者会議「WWDC」を開催し、各OSのアップデートを発表するとみこまれています。
BloombergのMark Gurman氏はニュースレーター「Power On」の最新号で、iOS 17とiPadOS 17には大きな新機能は提供されないものの、サイドロードを可能にするためのiOSのオーバーホールが行われ、大きな注目を集めることになるだると主張しています(AppleInsider)。
昨年の12月、Appleが2024年に施行されるEUの法改正に向けた準備を進めていると報じられました。その法律ではiPhoneやiPadにサードパーティーのアプリストアを提供することをAppleに義務付けることになっており、Appleはそのルールに対応するための準備を進めているとのことです。
サイドローディングは公式App Storeの以外の手段で、デバイスにアプリをインストールできるようにする機能です。実現すれば、アプリを接続されたコンピュータから転送したり、インターネットからダウンロードして別途インストールしたり、サードパーティーのアプリストアから入手したりすることができるようになります。
Appleは、代替アプリストアや脱獄はユーザーにとってセキュリティ上の脅威であると主張しており、その見解は今後も変わることはないと見込まれています。Appleがこの方針を曲げサイドローディングを可能とするための機能を本当に導入するのか注目を集めそうです。