Appleは先日、Mac用オペレーティングシステムのメジャーバージョンアップ版「macOS Sonoma」を発表しました。macOS Sonomaにはさまざまな新機能が追加されていますが、新機能の中にはAppleシリコン搭載Macだけで使用できるものも含まれています。
Appleによると、IntelベースのMacで利用できない機能は以下の通りです。
- プレゼンターオーバーレイ。ビデオ会議アプリで共有中のコンテンツの上にユーザーを表示する機能。
- ゲームモード。バックグラウンドタスクのパフォーマンスを制限することで、ゲーム中のCPUとGPUのパフォーマンスを優先させる。
- 画面共有アプリケーションの新しいハイパフォーマンスモード。
- Made for iPhoneの補聴器をMacと直接ペアリングする機能。
- 「ヘイシリ」ではなく「シリ」でSiriを呼び出すことができる機能。
Appleは、これらの機能がIntel Macで利用できない理由を示していませんが、Appleシリコン搭載Macだけで利用できる機械学習タスク用のNeural Engineの存在など、ハードウェアの処理能力の違いが原因だと考えられます。
Appleは、最後のIntel Macを2020年に発売しました。WWDC23で発表されたM2 Ultraチップ搭載の新型Mac Proをもって、Appleシリコンへの移行が完了することになります。