超軽量版のWindowsである「Tiny10」や「Tiny11」を開発した開発者NTDEV氏が、わずか176MBのRAMを搭載したPC上でTiny11が動作することを示すスクリーンショットを公開しています。
Windows 11の公式のシステム要件では、最小のRAM容量は4GBと定められており、176MBは約23分の1の量ということになります。
Behold, another possible world record!
Windows 11 on just 176MB of RAM, about 23 times smaller than the official system requirements (4GB of RAM)!
The base system is a heavily trimmed down image of tiny11.
Pointless and unnecessary? Absolutely!
Impressive? You tell me. pic.twitter.com/UeC6MY6wwz— NTDEV (@NTDEV_) July 11, 2023
同氏は動作する様子を撮影した動画をYouTubeに投稿し、この記録は、Windows 11の起動に必要なドライバとサービスを徹底的に試行錯誤することで可能になったと補足しています。ベースとなるシステムは、Tiny11のイメージをさらに大幅に切り詰めたもので、どのディスクドライブのインターフェイスを使うかといったことまで考慮されているとのこと。
デスクトップの背景は真っ黒ですが、タスクマネージャやメモ帳、コマンドプロンプトが動作する様子が確認できます。
以前はWindowsマニアとしてお馴染みのXeno氏が、196MBのRAMを搭載した仮想マシンで、Windows 11のデスクトップを表示することに成功していましたが、今回の記録はそれを上回るものとなっています。