Microsoftが公式ドキュメント「Deprecated features for Windows client」を更新し、「ワードパッド(WordPadI)」を将来のWindowsから削除する計画を明らかにしました。
同ドキュメントは、Windowsクライアントで開発されなくなった機能の詳細を提供するもので、掲載された機能は将来のアップデートで削除される可能性があるとのこと。
ワードパッドは9月1日付けでリストに追加され、次のように説明されています。
WordPad is no longer being updated and will be removed in a future release of Windows. We recommend Microsoft Word for rich text documents like .doc and .rtf and Windows Notepad for plain text documents like .txt.
WordPadは現在更新されておらず、将来のWindowsリリースで削除される予定です。.docや.rtfのようなリッチテキスト文書にはMicrosoft Wordを、.txtのようなプレーンテキスト文書にはWindowsメモ帳をお勧めします。
ワードパッドは28年前にWindows 95とともに登場し、RTF、DOC、ODT、その他フォーマットをサポートするシンプルな文書作成ソフトとして位置づけられていました。
WordPadは長い歴史をもつものの、テキストファイルの編集用としてはメモ帳の、ワープロソフトとしてはWordの人気が高く、それが知名度の低いワードパットの廃止につながったのかもしれません。
Microsoftは他にもCortanaやMicrosoft Support Diagnostic Tool(MSDT)など、いくつかのソフトウェアのサポートを終了すると発表しています。