先月、Wi-Fi 7のサポートがWindows 11以降に限定される可能性を示唆する文書がインターネット上に出回りました。文書は製品仕様書で、サポートされるOSのリストに、Windows 11、Linux、ChromeOSは含まれていたものの、Windows 10は含まれておらず、最新のWi-Fi規格をサポートしないのではないかと推測されたのです。
しかし今回、IntelのWebサイトに掲載されたWi-Fi 7モジュールの仕様を説明する文書Intel Wi-Fi 7 BE200とIntel Wi-Fi 7 BE202には、Windows 11とLinuxに加え、Windows 10も含まれていて(今回はなぜかChromeOSが含まれていない模様)、Windows 11だけでなくWindows 10でもWi-Fi 7がサポートされる可能性あると注目されています(Neowin)。
▲「Supported Operating Systems」が「Windows 11」「Windows 10」「Linux」となっています。
Wi-Fi 7は、Wi-Fi 6Eと比べて最大2.4倍、Wi-Fi 6と比べて約4.8倍の高速化が行われ、Wi-Fi 6の理論上の最大通信速度約9.6Gbpsに対し、Wi-Fi 7は約46.1Gbpsとなります。IEEE P802.11be規格に準拠し、極めて高いスループットと大幅に低いレイテンシーを実現すると期待されています。
Windows 10でWi-Fi 7をサポートするとの公式なアナウンスではありませんが、以前より希望が持てる情報だといえそうです。