MicrosoftがWindows Terminalに、オプション機能としてChatGPTを利用した「AIチャット」機能を導入する計画を進めていることがわかりました(Windows Latest)。
AIチャット機能はWindows Terminalの実験版であるCanaryチャンネルで利用可能で、AIを使ってコマンドを生成したり、エラーを確認したり、代替手段を入手したりすることができる模様。
WindowsにはDISMなど人間が覚えきれないような複雑なコマンドが存在しますが、AIによってこれらのコマンドが簡単に実行できるようになる事が期待できます。また、エラー発生した場合のトラブルシューティングや、元のコマンドが機能しない場合の代わりのコマンドの提案を受けることができるようにもなります。
ただし今のところ、Windows TerminalのAIチャット機能は誰でも利用できるわけではなく、Azure OpenAIサービスを使用する必要があるため、招待制のAPIサービスにアクセスできない大部分のユーザーはこの機能を利用できないことになります。
Windows TerminalのAIチャット機能を使うには、GitHubから最新版のアプリをダウンロードし、Windows 11にインストールする必要があります。インストールが完了したら設定でAzure AIサービスのエンドポイントとキーを入力し、これらの詳細を保存しておく必要があります。
AIの提案を選択すると、ターミナルの入力行に提案が直接コピーされます。使用中のアクティブなシェルを認識するため、ユーザーの環境がコマンドプロンプトであれPowerShellであれ最適な支援が得られることになります。