Windows 11 22H2/23H2用の月例更新プログラムKB5033375を適用した一部の環境で、Wi-Fi接続に関連した問題が報告されています。
企業や大学などでWi-Fi接続が遅くなり、通信の品質が低下するという問題が発生しているようですが、今回Microsoftがこの問題を認め、KIR(Known Issue Rollback)によって解決した事がわかりました。
Windows 11の既知の不具合をまとめたページには以下のような情報が追加されています。
Microsoftは「KB5032288をインストールすると、一部のWi-Fiアダプタが一部のネットワークに接続できなくなる場合があるという報告を受けた」とし、「この問題がKB5032288およびKB5033375によって引き起こされることを確認」したと説明しています。802.1x認証を使用して企業、教育機関、または公共のWi-Fiネットワークに接続しようとしている場合に、この問題の影響を受ける可能性が高くなり、ホームネットワークでは発生しない可能性があるとのこと。
Microsoftはこの問題を、不具合のあった部分だけを元に戻す「KIR(Known Issue Rollback)」を使用して解決しています。コンシューマーデバイスおよび非管理対象ビジネスデバイスでは変更が反映されるまで最大24時間かかる場合があり、再起動することで修正がより早く適用される可能性があるとのこと。
企業が管理するデバイスでは特別なグループポリシーをインストールすることで解決することができます。グループポリシーのダウンロードおよび適用方法は公式ドキュメントでご確認ください。