Fedora Linuxにユーザーフレンドリーな修正とゲーマー向けの最適化を行ったカスタム版のFedoraディストリビューション「Nobara 39」が12月26日(現地時間)に公開されています(Phoronix)。
Nobaraプロジェクトはカスタム版のFedoraとして開発が進められており、Proton-GEで有名なGloriousEggroll氏によって率いられています。「Nobara 39」は先月公開されたアップストリームの「Fedora Workstation 39」をベースとしていますが、デフォルトでGNOME ShellからKDE Plasmaデスクトップへの移行が行われています。
Nobara 39ではまた、Gamescopeコンポジター・セッションの更新、Steamパッケージングの改善、OBS Studioの更新、NVIDIA専用グラフィック・ドライバの更新などが行われています。
さらにカーネルパッチが適用され、Steam Deck OLEDのサポートや、amdgpu.ppfeaturemask=0xffffffのデフォルト設定化が行われています。後者はgrubを操作することなくcorectrlやryzenadjなどのアプリでより多くの制御を行いたいユーザー向けのものとのこと。その他DNF5パッケージ・マネージャーへの更新など、さまざまな変更が行われています。