Microsoftは現在、Windows向けに「sudo」コマンドの開発を行っているとの噂が流れています。
sudoはmacOSやLinux等のUNIX系OSで利用でき、ユーザーが別のユーザーの権限(通常はroot権限)でプログラムを実行するためのコマンドです。。
前回は、sudoの存在を示唆する文字列への参照が見つかっただけでしたが、今回あらたにsudoコマンドを有効にするための設定画面のスクリーンショットが公開されています。
Windows Latestによると、この設定は週末に偶然Windows Updateサーバーに公開されていた、Windows Serverプレビュービルドで発見されたものとのこと。
sudoの設定は、開発者向け設定の中にあり、単にsudoを有効にできるだけでなく、動作を指定することもできる模様。リークされたビルドではsudoコマンド自体はまだ動作していないようですが。設定画面の文字列から以下のように動作すると見込まれています。
In a new windows
: sudoコマンドを実行すると別ウィンドウが開きそこでコマンドを実行する。With input disabled
: sudo実行中にキーボードやマウスからの入力を一時的に無効にする?Inline
: 現在のウィンドウ内でsudoコマンドを実行する
機能を有効にすることで、WindowsのコマンドプロンプトやPowerShell、その他ターミナルインターフェイスの中でsudoコマンドが利用できるようになると予想されています。
sudoコマンドがいつWindows 11の安定版に導入されるかは不明ですが、Windows Insider Programでもまだ利用できないことから、はやくても今年後半にリリースされるWindows 11 24H2以降になるのではないかと予想されています。