Microsoftは2月2日(現地時間)、ブログ記事「Edge is faster than ever before on Macs with M2」を公開し、M2搭載Macで「Microsoft Edge」ブラウザのパフォーマンスが顕著に向上したことを明らかにしました。
記事によると、プロファイリングを使用してプログラムの実行時のパフォーマンスを向上させるコンパイラ最適化技術「Profile-Guided Optimizations (PGO)」を有効にして、主要なブラウザベンチマークでスコアが最大20%向上したとのこと。
ブラウザの応答性やWebサイト全体のパフォーマンス測定する「Speedometer 2.1」のベンチマークスコアが掲載されており、PGOを有効にした結果スコアが向上していることが確認できます。
その他、MotionMark(グラフィックスやアニメーションのレンダリングパフォーマンスを測定)や、JetStream(ブラウザがWebコードを実行するはやさを比較)でもパフォーマンスが改善されています。
なお、Googleは8年前に公開されたChrome 53で、Windows版ChromeにPGOを導入し、新規タブページのロード時間が最大14.8%、ページロード時間が最大5.9%、起動時間が最大16.8%向上したと説明しました。Microsoftも2023年3月に公開されたEdge 81でPGOを導入しています。