新型プロセッサ「Snapdragon X Elite-XE1800」を搭載した試作機のものと思われるGeekbenchスコアが複数件公開されていることがわかりました(Windows Latest)。
QualcommはAppleシリコンに搭載するプロセッサを開発しようと長年試みており、Microsoftと緊密に協力してWindows 11に最適化した「Snapdragon X Elite」の開発を進めています。
Qualcommは以前決算説明会で、AI機能を搭載したWindows 11向けのSnapdragon X Eliteを2024年半ばに発売する予定であるとしており、今回その試作機のベンチマークが発見されたのではないかとみこまれています。
発見されたチップのマルチコアスコアは12,562を記録していて、これまでのSnapdragon ARMチップがApple Mシリーズに勝てなかったのに比較し、M1やM2を上回り、M3に迫る性能を持っていることがわかります。
Geekbench Browserには5つのSnapdragon X Eliteのスコアが登録されており若干のばらつきがあるようです。
それぞれのシングルコアスコア、マルチコアスコアは以下の通りです。
- 1番目の結果: 2574 / 12562
- 2番目の結果: 2565 / 11778
- 3番目の結果: 2517 / 11010
- 4番目の結果: 2548 / 11351
- 5番目の結果: 2434 / 11351
対してApple M1、M2、M3のスコアは以下の通りです。
- Apple M1: 2334 / 8316
- Apple M2: 2589 / 9742
- Apple M3: 3181 / 15620
Snapdragon X EliteのマルチコアスコアがM1、M2より高いのは、コア数が多いためだと見込まれています(8コア+4コアの12コア構成)。