Windowsで大量のファイルが保存されているフォルダを開こうとすると動作が止まってしまうことがあります。HDDではなく、高速なSSDを使っていても避けることができない問題ですが、この問題を解決することができるテクニックが存在することがわかりました。
最近のWindowsのファイルエクスプローラーには、フォルダごとにファイルの種類を検出しようとするシステムが存在し、この仕組がパフォーマンスに大きな影響を与えています。今回紹介する方法は、各フォルダーを、雑多なアイテムを含むものと「みなす」ように強制することで速度を改善するという方法です。
OMFG, til why Windows Explorer is sometimes inexplicably slow when opening folders.
It's idiotic "folder type" auto discovery parses every damn file in the folder if the folder has not been determined before.
Which can be super slow for folders with thousandths of files.
Fix: pic.twitter.com/g6WbBt72ww— Timon (@timonsku) March 3, 2024
これには、以下の手順を実行します
※レジストリの変更によってシステムが不安定になることも考えられます。実行する場合は自己責任にてお願いします。
- Win+Rを押しregeditと入力してレジストリエディタを起動。
- アドレスバーに以下のパスを貼り付けて移動。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Local Settings\Software\Microsoft\Windows\Shell\Bags\AllFolders\Shell
- 「編集 > 新規作成 >文字列値」を選択し、名前を「FolderType」とする。
- ダブルクリックして値を「NotSpecified」に変更する。
- コンピューターを再起動する。
なお今回の方法は大量のファイルを含むフォルダを頻繁に扱う場合に有効で、そうでない場合はあまり高速化されない可能性が高いと考えられます。また、ファイルの種類毎に適切なビューが表示されなくなる副作用もあります。
[via Neowin]