Microsoftは6月4日(現地時間)、Windows Insiders ProgramでWindows 10 Betaチャンネルビルドの提供を再び開始することを発表しました(Windows Blog)。
現在、Windows Insider Programでは、Windows 11には4つのテスト用Insiderチャンネル(Canary、Dev、Beta、Release Preview)が存在しますが、Windows 10にはRelease Previewチャンルしか存在しません。
Microsoftは2021年以来となるWindows 10向けのBetaチャンネルを復活し、Windows 10 Version 22H2向けの新機能のテストの場にしたいと説明しています。
So today, we are opening the Beta Channel for Windows Insiders who are currently on Windows 10. This will allow us to try out new features for Windows 10, version 22H2, with Insiders before releasing them to all Windows 10 customers.
そこで本日、現在Windows 10をお使いいただいているWindows Insidersの皆様にベータチャンネルを開設いたします。これにより、Windows 10のすべてのお客様にリリースする前に、Windows 10のバージョン22H2の新機能をInsidersの皆様にお試しいただけるようになります。
現在、Windows 10のインサイダーで、Windows 10の新機能を試したい場合、Betaチャンネルに参加するか、Betaチャンネルに切り替えることができます。これには「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Insider Program」で、現在のチャンネルを「ベータチャンネル」に変更します。
Windows 11の最小システム要件を満たすWindows 10 PCを使用している場合、Betaチャンネルに参加しても自動的にWindows 11にアップグレードされることはありません。ただし、CanaryまたはDevチャンネルに切り替えるとWindows 11にアップグレードされます。CanaryまたはDevチャンネルに切り替えたあと、短期間はWindows 10に戻すことができますが、それが経過するとWindowsをクリーンインストールする以外、Windows 10に戻す方法はなくなります。
Windows 11の最小要件を満たしていないWindows 10 PCを使用している場合、CanaryまたはDevチャンネルに切り替えるオプションは表示されません。Windows 10のサポート終了日である2025年10月14日に変更はなく、これはBetaチャンネルに参加しても変わりません。
Betaチャンネルの多くの機能は、Control Feature Rolloutテクノロジーを使用してロールアウトされます。Betaチャンネルの新機能をいち早く使用したい場合、「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update」にある「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」トグルをONにすることで、最新のアップデートを入手することができます。
サポート終了が近づいているWindows 10ですが、Betaチャンネルが必要となるほど新機能が追加される可能性があるということでしょうか?