QualcommのSnapdragon X EliteはApple M3より遅く電力効率も悪い事が初期テストから判明

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QualcommのSnapdragon X Eliteチップを搭載した「Copilot+ PC」は、Appleシリコンを搭載したMacBook Air/Proの強力なライバルになることが期待されています。

6月18日にCopilot+ PCが発売されて初期のテストが実施された結果、新型チップの性能や特徴が明らかになりつつあります(9to5Mac)。

テストはまだ十分に実施されていませんが、マルチコア性能は12コアとコア数の多いSnapdragon X Eliteが優れ、シングルコアではM3チップが優れている状況のようです。すなわち、シングルコアで実行される多くのタスクではM3 MacBook Airのほうが高速ということになり、さらに電力効率でも優れている事が判明しています。

例えば、Surface ProのSnapdragon X Eliteはシングルコアで約2,800、マルチコアで14,300を記録していて、M3 MacBook Airのシングルコア3,000を下回っています。ただし、M3のマルチコアスコアは平均約12,000で、Surfaceよりも20%下回っています。

Snapdragon X Eliteにはいくつかのバリエーションが存在し、異なるクロックで動作しますが、例えばCinebench実行時、Snapdragon X Elite 78の消費電力は約14Wであったのに対しM3は10Wでした。

AppleはすでにM4への移行を開始しているため、M3世代はすでにやや古いチップに位置づけられます。実際、M4 iPad Proは、シングルコアでもマルチコアでもGeekbenchでSnapdragon X Eliteに勝っており、打倒Appleシリコンのためには、Qualcomm陣営にさらなる改良が求められることになりそうです。

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